著者:有川 浩
友人に「有川浩」が面白いって教えてもらったのがきっかけで知った作家さんです。
映画化された書籍を何本か書かれている作家さんなので
知っている方も多いと思います。
特に、「図書館戦争」シリーズが一番有名ではないでしょうか。
《さらっとあらすじ》
主人公は、春川兄弟。
弟の巧は、少年時代ひたすら、いじめられる日々を暮らすという闇の時代を過ごす。
唯一の遊び相手は、兄の司だけだった。
巧は保健室に通う学校生活を過ごしていたが、やがてそれさえも出来なくなるくらいに生命力を削られてしまう。
そんなギリギリな状態だった巧少年は、
ある日、父親の誘いで演劇の世界に触れる事となる。
このことがキッカケとなり、巧自身と巧の環境が変わり始める。
時間が過ぎ2人が大人になったところからが本編スタート。
巧(弟)は劇団「シアターフラッグ」の主宰を務めており、
巧の作る脚本は、演劇を見る事に慣れていなくても、
わかりやすく楽しめるとファンも多いのだが、金銭管理が出来ず、300万円という負債を抱えてしまう。
そこで、困った巧は兄の司に泣きつく。
就職もせずに劇団をしている事に良い印象を持っていない司は300万を肩代わりする代わりに、2年間の劇団の収益で返済するという条件を突きつけ、もし返済できない場合は劇団を解散する約束を交わす事となった。
果たして、「シアターフラッグ」面々は無事に返済することが出来るのか?といったストーリーです。
まだ1巻を読み終えたところですので、
最後はどうなるのか、まだわかりません。
1巻は、6章の構成になっていて
起承転結でいうとどうなんだろう。
起:司が「シアターフラッグ」にお金を肩代わりし、
条件を突きつけ、お金の管理をする役として参加する事となる。
承:お金に無頓着だった、メンバー達が徐々に金銭感覚を
意識するようになりながら、メンバーひとりひとりに少しづつスポットを当てキャラ設定と立ち位置を紹介していく。
転:トラブルが発生し、どう乗り越えていくのか?
一番の盛り上がりポイント。
結:一度目の公演全日程が終了しての収益報告
といった感じでしょうか。
有川先生の書く年上男性ってのが同性から見てもすごく魅力的で格好良いんですよね。
ちょっと冷たくあしらってる風だけど、本当はすごく優しい。
僕の方が司より全然年上だけど、
「うわっ!カッコイイわぁー」って思う。
僕なんて、無駄に歳だけとってるだけで、
アドバイスとか出来ないもんなぁー
(自慢する事じゃないけど・・・)
小説書く人って、普段から頭の中にこんなキャラがいるんだから、相談とかしたら、めっちゃ良いアドバイスとかもらえそうだよね。
連休が終わっちゃたんで、なかなか読めなくなるかも知れないですけど続きを早く読みたいと思います。
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