神様の御用人⑴読んだ感想

レビュー

著者:浅葉なつ
たまたま、古本屋でワゴンの中で売られていたから
手に取った作品。

2018年11月に「8巻」が発売されています。本屋で平積みになっているのを見かけたので人気の作品のようです。

読み始めてすぐに女性が書いているんだなとぁと感じました。
女性作家さんの文は、表現がやわらかい気がするんですよね。
なんで、そう感じたのかはわからないのですが……。

女性作家さんとひと括りに言うのは、間違っているでしょうし、
そもそもそれほど読書家ではない僕が言えることではないでしょうけどあくまでも、この作品から受けた印象としてです。

【ざっくりとあらすじ】
野球だけがとりえだった主人公、萩原良彦は
野球部を持つ企業に入社するが、
チームメイトとの接触により右膝半月板を痛めて
手術を余儀なくされる。

時を同じく、会社の経営が悪化したことで
野球部は廃部になってしまった事で
会社に居づらくなった良彦は半年で退職してしまう。

実家暮らしの良彦は、職を失った事で家族からの冷たい待遇を受け、フリーターをしながら新しい職を探す日々を送る。
そんな中、良彦は道端で苦しそうにうずくまっている老人を見つけ命を助けた事がきっかけで、良彦はいろんな神様から、様々な、お願い事を依頼されるようになる。
といったお話。

※ ※ ※

もともと前情報があったわけではなくて、
なんとなく手に取っただけだったんで、
特に思い入れはなく読み始めました。

神様の名前や神社や、専門的な用語が多く出てくるので
漢字が難しくて、漢字を調べながら読みました。(笑)

序盤は、正直つまらなくて、途中で読むのをやめようかなって思ったんですよね。

ところが、一番最初に登場する神様である方位神が狐の姿で現れて良彦と同行するようになってから急激に面白くなります。

とにかく、狐のモフモフ感が可愛くて……。
文字だけでモフモフ感を表現できるのって凄いなって思う。

可愛い狐の容姿で態度がデカいくせに意地っ張り。
良彦とのやり取りが楽しくてニヤニヤしちゃいます。

他にも、銀杏の妖精「お杏」さん文字だけなのに、
可愛い女の子のイメージがちゃんと伝わってきます。

可愛い表現がすごく上手いと思う。
続きが気になるので時間が出来たら、読みたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました